いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
おかっちょです。
今回は初心者さん向けの記事となります。
僕自身がせどりに取り組んできて過去に大きな失敗を経験しているので、その点について解説をしていきます。
せどり初心者さんは、【せどりは稼げるらしいけど、一体どうすれば儲けられるのか】とまずは考えると思います。
それと同時に【絶対に失敗したくない】と強く思うでしょう。
この記事を読むメリットとして、僕自身が過去にせどりで大きな損失を被ったことを赤裸々に記述していますので、これから指摘する項目について気をつけることで無用な【損失や失敗】を避けることが出来ると思います。
なお、僕自身はその失敗からは既に立ち直り、2018年は1人で年商6,000万円を売り上げました。
それでは僕が失敗をしてきた具体例を順に説明をしていきます。
Contents
せどり初心者だった僕が100万円を損した失敗例を赤裸々に公開します
ネット卸の勧誘にやられました
Amazonに出店すると、店舗の詳細欄に【ショップ名・住所・電話番号等】の情報を掲載します。
この情報を元にネット卸の担当者が電話をかけてくることがあります。
僕はそれに騙されてしまいました。ここではその会社名を伏せますが、もし知りたい場合は、個別にラインなどで問い合わせをお願いします。晒します(笑)
ネット卸とのやりとりについて簡単に説明をします。
まずは、Amazonの店舗評価数を見て、それほど評価がついていないセラーを狙って電話をかけてきていると思われます。
僕のケースですが、おもちゃを卸価格で販売できるが検討してもらえないか。と言うものでした。
電話では商品の情報やモノレートも分かりませんので、その情報をメールでもらいました。
送られてきた情報を見る限り少しなら仕入れても良いかなと思ったのですが、最低ロット数が決まっており、少ない個数でも最低30個は注文しなければなりませんでした。
ここで、初心者であった僕は、【僕だけが独占して仕入れが出来る商品なら簡単に儲けられる】と勘違いしてしまい、結果的に数百個の商品を仕入れてしまいます。
結果は、当然大赤字でした。
僕以外にも初心者セラーが一気にこの商品をアマゾンに納品して価格は暴落。
その時のセラーの評価は概ね0~10くらいでしたので、その範囲のセラーを狙い撃ちしていたのだと思います。
また、商品は中国で製造されている【粗悪品】でした。
購入者からの評価も非常に厳しいものが多く、新規セラーであるにも関わらず10件の評価が付くと8割は低評価になってしまいました。
ネット卸や、営業をかけられた場合は、安易に乗ってはいけません。おいしい話には必ず裏があります。
モノレートによる仕入れ判断が出来ていない
これは、未だに慎重に判断をしていますが、特に初心者の頃は仕入れ値と販売価格に差額があると【儲かるバイアス】が働いてしまい仕入れをしてしまいます。
例として以下のモノレートをご覧ください。
新品価格が6000円弱で推移しています。このような商品が3000円で販売されていたら僕は【思考停止】して仕入れをしていました。
モノレートをしっかり確認すると新品は売れていないことが分かります。
売れているのは350円ほどの中古品でした。
新品が売れていないのに、利益の額に惑わされて冷静な判断が出来ずにこの手の商品を大量に仕入れてしまっていました。
そのほかにも以下の項目は全てモノレートがしっかり判断できれば解決できます。
・ライバル数を見た仕入れが出来ない
・売れ行きの判断が出来ない
・販売価格の推移の判断が出来ない
せどりをする上では最も大切なスキルですし、日々研鑽が必要です。
じっくりモノレートで仕入れ判断する癖をつけていきましょう。
販売価格の設定ミス
よくあるミスです。
19800円で出品しようとしたところ、ゼロを一つ付け忘れてしまい1980円で出品してしまうというケースです。
これはケアレスミスですが、初心者の時は何度もやってしまいました。
慣れてくると価格の設定については非常に気を使うのでミスは起きなくなりますが、最初のうちは何度も確認することをおススメします。
自動価格改定ツール(僕はマカドを使用しています)を使うと、価格設定の際に上限価格と下限価格を設定するので価格設定ミスが無くなりました。
マカドについては細かく解説をしていますのでこちらもぜひご覧ください。
↓
価格改定ツールを使用すると利益計算や棚卸についても簡単に確認出来ますので、おススメです。
損切が出来ない
これも、非常に陥りやすいミスです。
例を出します。
1か月の売り上げが100万円で、利益率とAmazon手数料を共に20%として計算し、購入した商品を同月に全て売り切ったケース
売り上げ100万円
仕入れ60万円(原価計算)
利益20万円(100万円×20%)
Amazon手数料20万円(100万円×20%)
1か月後に手元に残る資金は80万円(仕入れ原価60万円+利益20万円)となります。
これに対して、上記と同額だけ仕入れをしたにも関わらず、売上が上記の70%だったケース
売り上げ70万円(100万円×0.7)
仕入れ60万円(原価計算)
利益14万円(70万円×20%)
Amazon手数料14万円(70万円×20%)
在庫30万円(売価計算)
1か月後に手元に残る資金は56万円となります。
つまり、仕入れた商品が1か月以内に7割以上販売することが出来なければ現金は増えるどころかどんどん目減りしていきます。
最低でも月の仕入れ金額以上の入金がなければ、翌月の仕入れも出来ませんし、専業でせどりをしていくのであれば確実に資金はショートしてせどりを辞めることになります。
上記の売り上げが70%のケースで、在庫30万円分を損益分岐点もしくは若干の赤字であっても全てを売り切ってしまえば、1か月終わった段階で仕入れ資金の60万円分は回収が出来ます。
この損切の概念をなかなか理解できずに、【在庫は来月売れば良い】【赤字で売るのは勿体ない】などと考えてしまい、結果的に資金に窮してしまいました。
専業でせどりに取り組んでいる人で融資を受けたり、資金が潤沢にある方は別として、僕がおススメするのは、仕入れから販売までのサイクルを1か月と決めて取り組むことです。
これは、大前提としてモノレートで仕入れ判断が正確に出来ていることが必要です。これが出来れば必ずお金は増えてきます。
初心者さんや小資金で取り組む方は特にこの点を心がけてみてください。
規制のある商品を仕入れてしまい、フリマサイトで販売する羽目に
今でこそ、販売実績も積み上げてきたことでほぼ規制なく商品を扱うことが出来ますが、アカウント作成の当初は非常に多くの出品規制があります。
それを知らずに仕入れをしていまうと、Amazonで販売することが出来ずメルカリやヤフオクなどのフリマサイトで販売する必要があります。
稀にフリマサイトの方が高値で売れることもありますが、まず、Amazonで販売するより入金金額は少なくなりますので、仕入れの際にはしっかり出品できるかどうかという確認をしてください。
【規制があるからAmazon販売では稼げない】ということはありません。
Amazonの取り扱い商品は無数にありますので、規制のかかっていない商品を選んで仕入れをすればしっかりと稼いでいくことが出来ます。
出品規制の解除についてはこちらの記事で解説しています。
↓
【2020年】Amazon出品規制解除方法と規制確認について
メーカーや正規販売店がカートを独占している商品を仕入れてしまう
仕入れをする際に、その商品を出品している出品者をしっかり確認する必要があります。
基本的に出品商品のメーカーや、正規販売店がいる場合は仕入れをしないほうが良いです。これもモノレートで判断が付きます。
例えばこちらの商品
商品名と出品者名が同一ですね。
出品者数も1名になっています。
このような商品は仕入れ値と販売価格に差額があったとしても仕入れてはいけません。
しかし、100%ダメというわけではありません。
価格をメーカーと合わせておけば特に指摘もなく販売を継続することが出来るケースも過去にはありましたが、とはいえ商標権問題や真贋の疑いをかけられる場合がありますので避けるべきです。
まとめ
以上、僕がミスをしてきた実例を紹介しました。
トータルの損失は100万円以上になっていると思います。
相談する相手もいなく、闇雲にせどりに取り組んでいたので、今思えば誰かに相談すればよかったなと思います。
とはいえ、失敗で得ることは非常に多いと思います。
出来ることなら失敗は避けたいですが、失敗したときに
・なぜ失敗してしまったのか
・次回失敗しないためにはどうすればよいか
このようにその都度考えていくと良いと思います。
せどりは非常に簡単なビジネスですが、甘く見るとすぐに強制退場となります。
是非、ミスに注意してせどりで自ら稼ぐ力を身に付けてください。
それではまた!
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